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赤ら顔は漢方で治せる?赤ら顔の症状別に改善する漢方を紹介|ステキにプラス

      2018/09/19

赤ら顔を漢方で治したい方へ

・いつも顔が赤くて恥ずかしい…
・周囲から「顔が赤いよ」と心配されてしまう

など、ほほの赤みが気になる“赤ら顔”に悩まされている方は多いのではないのでしょうか?

しかも「赤ら顔」といっても原因はさまざま。

  • 体のほてり、のぼせ
  • 乾燥肌、敏感肌
  • 加齢によるもの
  • ニキビなどの炎症によるもの

症状が併発することも多く、原因を突き止めるのがなかなか難しいと言われています。

そんな原因がはっきりしない症状には漢方がオススメです。

漢方は、症状の原因は身体全体のバランスの乱れととらえ、そのバランスを整えることで、症状の改善を目指すという考えに基づいたものです。

赤ら顔の症状改善にも、古くから漢方が用いられてきました。

そこで今回は“赤ら顔の症状を改善する漢方”について、具体的な生薬の紹介やスキンケアにオススメの漢方などをまじえてご紹介いたします。

そもそも漢方とは?

正直なところ「漢方」と聞くと、なんだか難しいイメージがありますよね。そんな方のために、まず漢方そのものについてご説明していきますね。

漢方って何?

赤ら顔で漢方が治せるらしいけど漢方って何?

漢方とは自然界にある植物や鉱物などを基にした生薬をつかって身体のバランスを整えていくことを目的とした医学です。

生薬についてはコチラ。

生薬とは、植物の葉・花・つぼみ・茎・枝・根、また菌類、鉱物や昆虫など、長い経験の中で効きめがあるとされた物質を、利用しやすく、保存や運搬にも便利な形に加工したものを「生薬」といいます。
株式会社ツムラHPより抜粋

勘違いされやすいのは、漢方は医薬であり、民間薬ではないという点。

民間薬というのは、たとえばセンブリなど昔から民間で「効果ある」とされてきた薬草1種を用いて、健康増進を図るもの。

漢方いくつもの生薬を合わせて複合的な効果が期待できるもので、きちんと漢方医学に基づいて処方されています。

漢方医学は日本育ち

漢方は中国から伝来、日本独自に発展した医学
漢方は中国の医学というイメージがありますが、実は漢方は日本独自の医学です。

起源は中国の伝統医学ですが、その医学をベースに日本の風土や日本人の体質に合わせて発展してきたのが「漢方医学」です。

漢方の考え方

漢方では人の体は「気・血・水(き・けつ・すい)」のバランスで成り立っており、そのバランスが崩れると病気やさまざまな症状が起こると考えられています。

気(き)について

気はすべての元気をつかさどるエネルギー

はいわゆる“元気”。漢方では生命のパワーを意味します。

気が満ちていると、身体の巡りがよくなるため、ほかの要素である血(けつ)や水(すい)がしっかりと機能します。

気が足りないと、たとえばイライラや気分の高ぶり、不眠などが現れるとされています。

“気”にまつわる主な症状
気虚(ききょ)…気が不足している状態。疲労感や、食欲不振などを伴う
気滞(きたい)…気の流れが停滞している状態。胸やお腹の張りや痛み、喉のつまり感などを伴う
気逆(きぎゃく)…気の循環が乱れている状態。頭痛、めまい、動悸などを伴う

血(けつ)について

身体に大事な栄養素血(けつ)
栄養=全身をめぐる栄養素などの循環や、血液の流れなどのことを意味します。

血が満ちていると、美容や健康が維持され精神的な安定が保たれると考えられています。

血が不足すると、たとえば血行障害によって血が滞った「於血(おけつ)」や月経不順、貧血などが現れるとされています。

“血”にまつわる主な症状
血虚(けっきょ)…血が不足している状態。疲労感、睡眠が浅い、生理不順などを伴う
於血(おけつ)…血の巡りが悪くなっている状態。肩こり、あざができやすい、肌が暗いなどを伴う

水(すい)について

身体の潤いをつかさどる水(津液)
は津液(しんえき)とも呼ばれ、体の潤い=血液以外の水分や体液を意味します。

水が満ちていると、体がみずみずしい状態が維持され、関節などもスムーズに機能します。

水が足りないと、たとえばむくみや排尿障害などをまねくといわれています。

“水”にまつわる主な症状名
津虚(しんきょ)…水が不足した状態。肌や唇の乾燥、尿量の減少などを伴う
水滞(すいたい)…津液の流れが停滞している状態。むくみ、食欲不振、関節痛などを伴う
湿熱(しつねつ)…水が熱と結びついている状態。口内炎、痰をともなう咳、排尿痛などを伴う

※参照…クラシエ 漢方セラビー一般社団法人 女性とこどもの漢方学術院

上記で紹介した症例は、あくまでも一例です。

また気(き)、血(けつ)、水(すい)それぞれ一つだけでなく、複数の要素が作用しあって症状が複雑に現れることもあります。

漢方の「四診」

漢方の四診。舌診することが有名

では、漢方医学に基づいた診察についてご紹介していきます。

漢方による診察を「四診(ししん)」と呼びます。

POINT

  1. 望診(ぼうしん)…顔色や皮膚の具合、舌の観察など視覚による診断
  2. 聞診(ぶんしん)…声のはり、体臭など聴覚と嗅覚による診断
  3. 問診(もんしん)…自覚症状を聞き、病状への質問、回答を経て診断
  4. 切診(せつしん)…実際体に触れ、“脈診”や“腹診”をする

この四診を基に、個々人の症状に合った生薬が処方されます。

漢方からみる赤ら顔の主な4つのタイプ

では具体的に、赤ら顔の症状に対してどのような生薬が処方されるのでしょうか?

代表的な事例についてまとめてみました。

checkbox顔がほてっているのに手足は冷え性な赤ら顔タイプ

漢方でいう於血タイプの赤ら顔
【漢方からみた特徴】血のめぐりが悪い。漢方でいう“於血”体質。血の巡りが悪いと血管が広がりやすくなり、赤みを帯びやすくなる。逆に顔色が悪くなることも。
【自覚症状】のぼせやすいのに足は冷えている。月経不順。下腹部が張るなど

    【このタイプに処方される漢方】

  • 桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)
  • 桃核承気湯(トウカクジョウキトウ)
  • 当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)etc…

checkboxイライラしたり頭がボーっとしがちな赤ら顔タイプ

漢方でいう気滞タイプの赤ら顔
【漢方からみた特徴】気=エネルギーが足りなくて元気がなく、気がうまく流れないために体に熱がたまって顔に赤みが出てしまうタイプ。漢方でいう“気滞”体質。
【自覚症状】イライラする。寝つきが悪い。喉がつまっている感じ。

    【このタイプに処方される漢方】

  • 加味逍遙散(カミショウヨウサン)
  • 香蘇散(コウソサン)
  • 四逆散(シギャクサン)
  • 半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)etc…

checkbox興奮すると熱でほてる、肌が乾燥しがちな赤ら顔タイプ

漢方でいう陰虚熱タイプの赤ら顔
【漢方からみた特徴】肝臓に水分が足りなくて、緊張や興奮すると顔がほてり真っ赤になってしまうタイプ。漢方でいう“陰虚”体質。
【自覚症状】興奮しやすい。寝汗をよくかく。皮膚が乾燥しがち。手足が熱い。

    【このタイプに処方される漢方】

  • 知柏地黄丸(チバクジオウガン)
  • 天王補心丹(テンノウホシンタン)
  • 滋陰降火湯(ジインコウカトウ)etc…

checkboxニキビがともなう赤ら顔

ニキビを漢方で治そう
【漢方からみた特徴】ニキビはさまざまな体質で起こるので、漢方では「皮膚は内臓を写す鏡」ととらえ、ニキビや炎症=“熱”が出た原因を探り治療していきます。
【自覚症状】赤ら顔とニキビが伴っている

    【このタイプに処方される漢方】

  • 清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
  • 荊芥連翹湯(ケイガンレンギョウトウ)
  • 十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)etc…

赤ら顔のスキンケアで取り入れたい漢方は?

漢方でスキンケアしたい

赤ら顔に対して処方される代表的な漢方の生薬についてお届けしましたがいかがでしたか?

生薬についてはわかったけど、身近なサプリメントや化粧水などで気軽に漢方を楽しみたい♪と考えてる方もいらっしゃるかもしれませんね。

ここでは、赤ら顔のスキンケアに効果を発揮する&気軽に取り入れられる漢方についてご紹介します。

体の内側から取り入れたい漢方

スキンケアには西洋ニンジン

【肌を元気にする漢方】

    …西洋ニンジン

  • 気(エネルギー)を補充しつつ中枢神経を沈静化させ、体に元気にしてくれる
  • 体内に栄養分に富んだ水分を生みだし、体液を補給する
  • 体液の代謝がスムーズになり肌代謝も良くなるので、スキンケアに最適!

肌の外側から取り入れたい漢方

写真は甘草。セラミドの生成を促進する

※写真は「甘草」

【スキンケアにおすすめの漢方】

    当帰、苦参、地黄、甘草、ヨクイニン

  • 赤ら顔の原因ともいわれる「セラミド不足」。そのセラミド不足を解消
  • セラミドの生成機能を促進し、肌のバリア機能を高める
  • 肌の潤いもしっかりキープ!

※参照…漢方薬 誠心堂

漢方の副作用ってあるの?

副作用が現れるおそれについて

本格的な生薬から気軽に取り入れられる漢方までじつにさまざまありました。

ただ漢方を取り入れるにあたり一つ注意点があります。実は漢方にも副作用があるんです。

副作用の症状としては、生薬によってさまざまです。

副作用の症状の一例
・血圧があがる
・体がむくむ
・胃腸障害
・動悸・関節のしびれなど

副作用かな?と感じたら、すぐに服用をやめ、医師や薬剤師に相談しましょう。

漢方を初めて購入する際に気を付けたいこと

漢方薬局で処方してもらおう
漢方に興味を持ち、ぜひ赤ら顔治療に取り入れたいと考えた方へ、はじめて購入する際は下記のことに注意してください。

  • 自己判断で生薬を選ばない。漢方薬局、医師、薬剤師に相談するのがベスト
  • 通販やドラッグストアなどでの生薬の購入は医師の処方を試してから

普段の病気の際、医師に症状に合った処方を受けるのと同様、漢方も必ず専門医や薬剤師の指導をうけましょう。

WEBで相談できる漢方薬局

WEBで漢方相談できる?

どうしても忙しくて時間がとれないけど、漢方の処方を受けてみたいという方は、WEBで相談窓口を持っている薬局に相談してもOK!

ただし漢方薬局のほとんどは、相談はWEBで乗るけれど、具体的な処方や薬の受け渡しは実際の店舗で、というところがほとんどなので、WEB上で相談する際は、実際足を運べる漢方薬局での相談をおすすめします。

■近所の漢方薬局を検索できるサイト
クラシエ 漢方療法推進会

日常ケアに使える漢方処方の化粧水

漢方薬局に問い合わせるのもちょっとハードル高いな、という人にはぜひ漢方成分を配合したスキンケアアイテムを取り入れてみては?

ピオリナ

  • 1,980円(定期コース初回)

赤ら顔対策に効果的な「ブクリョク」や血液環境を正常に戻す「オタネニンジン根エキス」などの漢方のエキスを配合し、赤ら顔の根本原因から改善をめざす赤ら顔専用化粧水

詳細
容量: 100ml
成分: 水、BG、グリセリン、メチルグルセス-20、ベタイン、アラントイン、グリコシルトレハロース、パルミチン酸アスコルビン酸、加水分解ヒアルロン酸アルキル、グリセリル、オタネニンジン根エキス、ブクリョウエキス、マグワ根皮エキス、グリチルリチン酸2Kなど

白漢 しろ彩

  • 4,480円(定期コース価格)

敏感肌用・赤ら顔ケア第1位の化粧水。血の巡りを改善する「ショウガ根茎エキス」、セラミド合成能のある「カンゾウ」などの漢方エキスと海洋性エキスにより毛細血管にアプローチする

詳細
容量: 100ml
成分: 水、BG、グリセリン、ベタイン、DPG、1,2-ヘキサンジオール、プランクトンエキス、アルギニン、クエン酸Na、ヒアルロン酸Na、水溶性コラーゲン、センキュウエキス、ショウガ根茎エキス、セラミドNG、カンゾウ葉エキス、セラミドNP、ブクリョウエキスなど

まとめ

気を陽、血水を陰と考える

赤ら顔と漢方、いかがでしたでしょうか。

漢方の診断内容や生薬の処方は独特ではありますが、自然の力を利用して身体全体のバランスを整るという考えはとっても魅力的ですよね。

ただ、専門医や薬剤師に相談しなくてはならず、正直敷居が高いのは事実。

その場合は、漢方成分を使用した化粧水などを試してみるのもいいですね。

ぜひご自身に合った形で漢方と上手く付き合って、“赤ら顔”解消へ前進してくださいね!

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